「八頭町民としてうれしいです」 鳥取県初の総理大臣誕生 石破首相の地元・鳥取県八頭町で喜びと期待の声
衆議院 額賀福志郎 議長
「石破茂君を、本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました」
鳥取県初の総理大臣の誕生です。
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10月1日午後、開かれた臨時国会の本会議。自民党が総選挙を視野に10月9日(水)までとした臨時国会の日程を巡り議場は紛糾。こうした中、予定より約30分遅れで、総理大臣の指名選挙が行われました。
衆議院に続き、参議院の指名選挙でも過半数の票を獲得し、自民党の石破総裁が第102代総理大臣に選出されました。
石破首相は早速、あいさつのため、各党の代表のもとへ。
公明党・石井代表を訪れた石破茂 首相
「お世話になります」
その後、官邸に入り、新内閣の閣僚を正式に決定。皇居での親任式に臨みます。
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一方、鳥取県初の総理大臣の誕生に、地元も沸きました。
中本帆乃花 記者
「こちら八頭町にある地域の交流施設では、石破総理大臣誕生の瞬間を見届けようと会場には多くの町民が駆けつけました」
石破首相の地元鳥取県八頭町では、臨時国会の様子を住民などが見守り、石破総裁が総理大臣に指名されると、クラッカーを鳴らすなどして地元出身者の総理大臣誕生を祝っていました。
長い間応援してきた地元の人たちにとって石破首相の誕生はどう映ったのでしょうか。
石破首相の地元の人
「国民一人ひとりが幸せになればいいんだけど。そういう政治をしてもらったら。とにかく頑張ってほしいというのと、うれしいっていう一言」
高校生
「石破さんが八頭出身なので、八頭町民としてうれしいです」
また、八頭町役場では、石破首相の誕生を祝い、縦8メートルの垂れ幕が掲げられました。人口最少県から誕生した新首相。鳥取県の平井知事もエールを送りました。
鳥取県 平井伸治 知事
「鳥取県初めての総理大臣として、この国をリードする立場になりました。ぜひとも、石破茂首相の下で、日本が大きく前に進むことを願ってやみません」
平井知事は、9月29日、首相就任前の石破氏に東京で面会した際、人口減少問題に取り組む考えを伝えられたということです。