【参議院選挙】各政党が候補者擁立に向けて動きを進める 立憲は具体的な候補者を選定中 自民は「選挙区」と「特定枠」の2人を入れ替える方針も… 「特定枠」の自民・三浦靖氏は不出馬意向 共産は亀谷優子氏を擁立 鳥取・島根
今年夏に行われる参議院選挙。各政党は候補者擁立に向けて動きを進めています。
1月19日に鳥取県米子市で開かれた会議には、立憲民主党鳥取県連に所属する元衆議院議員の湯原俊二氏をはじめ、両県の県議会議員など、8人が集まりました。島根県連の川井弘光幹事長は、「何としてでも立候補者を擁立したい」とあいさつし、会議は非公開で行われましたが、具体的な候補者の決定には至りませんでした。
立憲民主党島根県連 川井弘光 幹事長
「今のところは、ここで名前を出すような候補者がいない、予定候補者がいない。両県としては絶対に不戦敗を避けたいということで、何としても候補者を立てますと、この方針を互いに確認しました」
両県連は3月20日までには候補者のめどをつけたいとしています。
一方、自民党は2019年に鳥取・島根の選挙区で当選した、舞立昇治氏(49)と、比例代表の「特定枠」で当選した三浦靖氏(51)の2人について、今夏の選挙では党本部が「選挙区」と「特定枠」で2人を入れ替える意向を示していて、鳥取、島根の両県連が協議を進めています。20日の昼ごろ、自民党島根県連の幹部が党本部を訪れ、現状維持での方針を伝えました。ただ、党本部の方針に変わりはないということです。
これを受け自民党島根県連では、1月22日の選挙対策委員会を開く予定です。
自民党関係者によりますと、三浦氏は不出馬の意向を固めていますが、公の場で明言はしておらず、県連に対し報道陣から質問が相次ぎました。
自民党島根県連 園山繁 幹事長
「これはまだ外へ出てきた話ではありませんので、われわれとしてコメントする立場にはありません」
立憲民主党は自民党の動きによって、候補の見直しも視野に選定を進める構えです。
参議院選挙を巡っては、共産党の両県委員会が新人の亀谷優子氏(38)の擁立を決めています。