一部区間運休のJR津軽線 初のトップ級会議でも意見対立
JRが一部区間を自動車交通に転換するよう提案している津軽線についてです。沿線市町村など初めてのトップ級の会議でも存廃や結論を出す時期を巡って意見は対立したままです。
おととし8月の大雨災害以降、蟹田・三厩間で運休が続く津軽線。初めてのトップ級会議が行われ、運休区間の自動車交通への転換を提案するJRに対し外ヶ浜町の山﨑町長は住民が不便にならないことを条件に賛成するとしました。
★外ヶ浜町 山﨑結子 町長
「外ヶ浜町が今までかかっていなかったお金をこれから電車を存続するにあたってかけていくということであれば外ヶ浜町としても持続可能ではない」
蓬田村の久慈村長は存続に向け取り組んでほしいとしました。
★蓬田村 久慈修一 村長
「途中蟹田から三厩間で切るのは納得はいかない 維持してもらいたい私の村の一部の意見」
今別町の阿部町長は町が進める第2青函トンネル構想を実現するため、また災害時に住民の孤立を防ぐため鉄路は必要と訴えました。
★今別町 阿部義治 町長
「JRもざまざま財政的なところで赤字路線をたくさん抱えている中ではあるが、久慈村長も言ったようにぜひ私たちとしては残せるものはJRの力で残していただきたい」
協議の進め方や時期を巡っても主張は分かれています。
★今別町 阿部義治 町長
「(結論を出す)時期は設けない方が良い 話が皆さんでどんどん煮詰まっていけば良い 皆さんの集大成ができればそれでよしと思います」
★外ヶ浜町 山﨑結子 町長
「話し合いもそうですが首長だからこそというのであれば決着をつけるところが大事」
一方県は災害をきっかけとした鉄路の廃止はあってはならず復旧が原則としながら…
★小谷知也 副知事
「将来の地域のあり方を住民の皆様方の交通を確保するという観点から最善のを見つけていくべき」
次回の開催時期や進め方はこれから調整するということです。