山形県の新副知事・高橋徹さんに辞令交付 「人が減る中でどう社会を維持していくかに取り組みたい」
山形県の新たな副知事に県環境エネルギー部長の高橋徹さんが就任し28日、吉村知事から辞令が交付されました。
辞令交付「高橋徹殿、副知事に任命する」
29日付けで新たな副知事に就任するのは高橋徹さん(59)です。高橋さんは新庄市出身で、1988年に県職員に採用。防災くらし安心部次長や総務部次長などを歴任し、今年度は環境エネルギー部長を務めていました。
就任を前に吉村知事から高橋さんに辞令が交付されました。
高橋徹 新副知事「非常に大変な重責に就いたと考えている。微力ではあるが吉村知事を支えて県政が一歩でも前に進むように精一杯努めていきたい」
県政の抱える一番の課題としては「人口減少」を挙げ、副知事としての抱負を述べました。
高橋徹 新副知事「人が減った中でどのようにして社会を維持していくかその中で行政のあり方をどうすべきかを副知事として一番取り組んでいかないものだと考えている」
一方、現職の平山雅之副知事は多くの職員を前に退任式に臨みました。平山副知事は2021年10月、当時の副知事の再任案が県議会で否決され、7か月半にわたる不在期間の末、副知事のポストに就きました。任期はことし10月まででしたが、「後進に道を譲りたい」と自ら早期の退任を決めました。
退任式では吉村知事から平山副知事にはなむけの言葉が贈られました。
吉村知事「県議会が緊迫感を増していたそういう状況下での就任だったので苦労もさぞ多かっただろうと思う。大災害なども発生してそういったことでも苦労いただいた。誠にありがとうございました」
平山副知事は職員たちと握手を交わし、最後に激励のメッセージを伝えました。
平山雅之副知事「勇気を持って話をしなさい。勇気を持ってとにかくやってみなさい。勇気を持って一歩前へそうすれば未来は広がる。これから皆さんの時代だから健闘を祈ります。大変お世話になりました。ありがとうございました」
高橋徹副知事の任期は29日から4年間です。