女性の悩み相談 SNS窓口を開設 家庭内の暴力や職場でのハラスメントなど幅広く対応 山梨県
県は家庭内の暴力や職場でのハラスメントなど、女性が抱える悩みをSNSで相談できる窓口を22日、開設しました。
県はこれまで家族や配偶者からの暴力や生活に困窮して悩んでいる女性について電話や対面での相談のみ対応してきました。
しかし、おととしの相談件数を年代別に見ると、20代以下の相談件数は30~40代の4分の1以下だったほか、県のアンケート調査で10~20代の半数以上が「SNSを使った相談」を希望していたということです。
こうした状況を踏まえ、県はSNSを使った相談窓口「女性の相談ルーム かもしか」を開設しました。
相談相手はカウンセリング経験が豊富な20~60代の相談員が務め、家族からの暴力や望まぬ妊娠、職場や学校、友人間の悩みやハラスメントなど幅広く対応するということです。
相談は無料、匿名での相談も可能で、県は「気軽に相談してほしい」と呼びかけます。
県子ども福祉課 水口純一 課長
「相談を受けて必要な機関につなげていきたい。家族や仲のいい友人にも話せないという声も聞いているので、このSNSの相談窓口を活用してほしい」
SNSでの相談は月~土の午後7時から午後9時まで受け付けます。