120人規模のホール整備 甲府城南側の観光エリア 来年4月開業へ 山梨・甲府市
甲府市は9日、甲府城南側に計画する観光エリアについて、120人規模のホールを備えた交流施設などを整備し、来年4月の開業を目指す考えを明らかにしました。
来年4月の開業予定が示されたのは、甲府城南側の元税務署跡地から中心商店街「オリオンイースト」に続く約4200平方mのエリアです。
会見で樋口雄一市長は、エリア内に江戸時代の城下町に見立てた街並みを再現し、歴史文化交流施設と広場、飲食店などが入居する物販施設を整備する考えを明らかにしました。
核になる歴史文化交流施設は延べ床面積約500平方メートルの木造2階建ての建物で、120人を収容できるホールを兼ねて寄席などを上演できるということです。
また、飲食・物販施設は9棟が道をはさんで並び、18のテナントが入居する予定です。
このエリアの整備で、JR甲府駅南口から中心街へと続く人の動線がつながることになり、甲府市では年間60万人以上の来場者を見込んでいます。
甲府市 樋口雄一市長
「街歩きや山登り、あるいは都市観光の拠点にもなり得るということで、そういうコンセプトでつくっている。コンセプトを高めることで、非常に観光客や市民のみなさんにも楽しんでいただける」
また、樋口市長は信玄公の命日の4月12日に毎年実施している「武田二十四将騎馬行列」の信玄公役に、甲府市出身でモデルの高瀬真奈さんを起用することも発表しました。