滝つぼとその周辺からノロウイルス検出 川遊びで“体調不良” 熊本・天草市
熊本県天草市で川遊びをした人が相次いで体調不良を訴えている問題で、県は水質検査の結果、滝つぼとその周辺からノロウイルスが検出されたと発表しました。
今月12日以降、天草市の轟の滝や周辺の川で川遊びをした人たちに嘔吐や下痢などの症状が相次いだことを受け、熊本県は2回にわたり滝つぼとその周辺あわせて4か所の水を採取し水質検査を行いました。その結果、滝つぼと、滝つぼのすぐ上流の2か所からノロウイルスが検出されたということです。
また病院を受診した人の便からは16人中6人からノロウイルスが検出されました。
しかし、水と便からそれぞれ検出されたノロウイルスの遺伝子型が一致せず、県は「ノロウイルスが原因と断定はできない」としています。
一方、県によりますと27日午前10時の時点で医療機関から保健所に報告があった症状のある人は124人となっています。
県は今後も水質検査を行い原因を分析する方針です。