「空飛ぶクルマ」東京都2027年度に一部地域での商用運航開始目指す
東京都は、交通渋滞の回避や迅速な物資輸送のため、「空飛ぶクルマ」の利活用を目指しています。
12日、実現に向けたロードマップ案を発表し、2026年度から実証飛行を開始、27年度から28年度にかけて一部市街地での商用運航開始を目指す方針を明らかにしました。
さらに、2030年度からは市街地で広く利用していきたいとしています。
都によりますと、離着陸の場所は安全面などを考慮し河川や海上付近を想定していて、将来的には、空飛ぶクルマによる都市間の移動や空港へのアクセスを目指しているということです。
12日、都庁で開かれた官民協議会に出席した航空会社やデベロッパーなどの民間企業からは、離着陸場所について「インフラ整備を国や都と連携して進めていきたい」などと発言がありました。
東京都の小池知事は、「安全性の確保はもちろんのこと、官民で力を結集し制約を乗り越えて着実に進めていく」と意気込みを述べました。
東京都の2025年度予算案では、空飛ぶクルマの関連で3億9000万円が計上されていますが、近い将来、東京の空で空飛ぶクルマが実現するのか注目されます。