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石川県内の病院、被災者受け入れで病床逼迫

2024年1月31日 17:18
石川県内の病院、被災者受け入れで病床逼迫

能登半島地震の発生から2月1日で1か月。石川県内の病院では被災者の受け入れが続き、病床が逼迫しているということです。受け入れ先の1つとなっている病院から中継です。

こちらは金沢市の石川県済生会金沢病院です。現在 240床の病床を確保しているのですが、利用率は90パーセント以上とほぼ満床に近い状態が続いていて、受け入れを断らざるを得ないケースも出ているそうです。

ここでは病院内のサポートセンターで患者の入退院の調整にあたっています。

石川県済生会金沢病院 龍澤泰彦副院長
「入院された方の帰る場所がないのも一番の問題だと思う。長期的に療養できる病床・介護施設のような所の受け入れが広がるといい」

この病院では全国の病院から医師や看護師など医療スタッフおよそ15人の応援を受けていますが人手不足も深刻で疲労やストレスもピークに達しています。

消防庁のまとめによりますと、29日までに累計で2800人あまりが石川県内の医療機関に救急搬送されています。

震災から2月1日で1か月。金沢市内だけではなく南の加賀地域の病院でも病床のひっ迫が続いていて大きな課題となっています。