ワクチン「交互接種」副反応の割合高い一方、接種後の抗体価は高く 厚生労働省の研究班調査
新型コロナワクチンの3回目の接種について、「交互接種」をした人の方が発熱などの副反応の割合が高い一方で、接種後の抗体価が高くなることが、厚生労働省の研究班の調査で分かりました。
厚労省の部会では、新型コロナワクチンの3回目接種後の副反応について、交互接種の国内のデータが初めて示されました。
今回の調査では、3回ともファイザーのワクチンを打った2826人と、1・2回目にファイザー、3回目にモデルナを打った773人を調べました。
まず、37.5度以上の発熱があった人の割合は、3回ともファイザーの人で39.8%、交互接種をした人では68.0%でしたが、いずれも接種3日後には、ほぼ熱は下がったということです。また、頭痛やけん怠感などの副反応も交互接種をした人の方が多くみられたとしています。
一方、接種後の抗体価については、3回ともファイザーの人は打つ前に比べて54.1倍で、交互接種をした人は67.9倍と、高い結果が示されました。