動物園で“勝手に”エサやり 傷んだ野菜を客が持ち込み…
先月、動物と触れあえる千葉県の動物園が、SNSに「少し悲しいことがありました…」と投稿しました。客が勝手に持ち込んだエサを動物に与えていたというのです。しかも、持ち込まれたのは傷んだ野菜でした。
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野菜をほおばるカピバラに、台の上でひなたぼっこするヤギ。自然の中で様々な動物と触れあえるのが魅力の「袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁」。
この施設のSNSに先月、ニンジンの写真とともに投稿されたのは、「悲しい」という言葉です。
「少し悲しいことがありました…」(袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁ツイッターより)
一体、なにがあったのでしょうか。
袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁 國立路加縁長
「これが今、動物縁で販売してるエサ、『おやつバケツ』になるんですけれども、ニンジンとかもこのスティック状に。太さとか長さとかっていうのはある程度決めて作っているんですけれども、それが形が違うと」
施設によりますと、先月15日、羊がいるエリアで通常の切り方とは異なるニンジンを発見。客が勝手に持ち込んだものとみられています。
袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁 國立路加縁長
「上の方が少し黒ずんで。ちょっとぬめりがあったような、少し傷んでるようなものでしたね」
しかも、傷んだ野菜が持ち込まれていたというのです。
袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁 國立路加縁長
「ちょっと本当に今回は残念でしたね。(動物が)体調を崩してしまう可能性があるので」
幸い、傷んだ野菜を食べた羊はいなかったということですが、「広く知ってほしい」とSNSに投稿したということです。
袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁 國立路加縁長
「本当に大事に家族のように育ててるんで、皆さんもできるだけそうやって温かい心で接していただきたいと思います」
施設は、公式で売っているエサを購入して動物にあげてほしいとしています。