インドネシアの火山で大規模噴火 日本への津波影響調査中 今後も情報に注意
気象庁によりますと、日本時間の3日午後5時40分ごろ、インドネシアにあるマラピ火山で大規模な噴火が発生し、噴煙がおよそ1万5000メートルの高さまであがったということです。
この噴火を受けて、気象庁は日本への津波の影響について調べていますが、午後7時45分までに国内外の検潮所では、目立った潮位変化は観測されていないということです。
仮に、この噴火で津波が発生し日本に到達する場合、到達予想時刻は早いところで沖縄県で3日午後9時ごろと予想されています。
また、気象衛星ひまわりの画像でも噴火に伴う気圧波による変化はみられていないということですが、気象庁は今後の情報に注意してほしいと呼びかけています。
2022年1月には、南太平洋のトンガの海底火山で大規模な噴火が発生しましたが、この時は、気圧波によって大きな海面変動が生じ、日本の沿岸では1メートルを超える津波が観測されました。
このため、気象庁は、噴煙の高さが1万5000メートル以上に達する大規模な噴火が発生した場合、津波発生の可能性について情報を発表することにしています。