「アマゾン」ドライバー 報酬引き上げなど求め…団体交渉申し入れ
個人事業主として、アマゾンと直接、業務委託契約を結んで荷物を配送する、「アマゾンフレックス」のドライバーが、報酬の引き上げなどを求めて団体交渉を申し入れました。
「アマゾンフレックス」は、軽貨物車や軽乗用車を持っていて、事業用の黒ナンバーを取得するなどすれば、誰でも仕事を始められ、自分のペースで報酬を得ることができるなどとされています。
ドライバーは専用のアプリでアマゾン側からオファーを受け、配達を行いますが、16日会見を行ったドライバーによりますと、1時間で30個近くの荷物の配送を依頼されることもあるということです。
時間内に運ベなかった場合は評価をさげられ、アカウントを停止される可能性があるため、休憩を取らずに働くなど、危険な労働をせざるを得ない状況だということです。
また、報酬からガソリン代などを引くと、最低賃金と同程度の報酬になるとして、ドライバーらは16日、労働組合を結成し、アマゾンジャパンに対し、団体交渉を申し入れました。
報酬の引き上げや、荷物の量の上限の設定、報酬などを決めるアルゴリズムの開示などを求めていくということです。