各地でこの冬一番の冷え込み…9割超の地点で氷点下に 日中も気温上がらず“極寒”か
過去最強クラスの寒波の影響で、25日(水)の朝は、各地でこの冬一番の冷え込みとなっています。東京都心でも-2.9℃まで気温が下がり、日比谷公園など都心部の池でも氷が張った所がありました。
■広い範囲でこの冬一番の冷え込み…各地で氷点下に
強烈な寒波の影響で、25日(水)の朝は各地で厳しい冷え込みとなりました。
北海道では、朝の最低気温が、札幌で-12.8℃、函館で-13.1℃など、道内に設置された気温の観測所のほとんどで-10℃を下回ったほか、岩手県の盛岡でも-10.1℃と、この冬初めて-10℃を下回りました。
その他、仙台で-7.5℃、新潟で-5.8℃、長野で-9.0℃、名古屋で-3.8℃、大阪で-2.0℃、福岡で-2.5℃など、北日本から西日本の各地でこの冬一番の冷え込みとなり、全国の気温の観測所913地点中867地点と、実に9割以上の地点で最低気温が0℃を下回る「冬日」となりました。
東京都心でも-2.9℃と、この冬3度目の冬日となったほか、練馬で-3.0℃、青梅で-4.9℃など、都内でも各地で氷の張る冷え込みでした。
■日中も気温はあまり上がらず“極寒”に
この後、日中にかけても気温はほとんど上がりそうにありません。
最高気温は、札幌で-10℃、青森で-7℃、盛岡で-6℃と、日中にかけても凍える寒さとなりそうです。仙台や新潟でも最高気温が0℃を下回り、この冬初めての「真冬日」となりそうです。
その他、東京や大阪で4℃、名古屋で3℃、福岡で2℃など、日中の最高気温も各地でこの冬もっとも低くなり、数年に1度レベルの厳しい寒さになる所もあるでしょう。
強い冬型の気圧配置となっているため、各地で北寄りの風が非常に強く吹き、この気温の数字以上に寒く感じそうです。
風を通さない上着や手袋、ニットの帽子やマフラーなど、万全な寒さ対策が必要です。また、路面が凍結した地域では、日中にかけても非常に滑りやすい状態が続くでしょう。転倒やスリップ事故などには十分注意してお出かけください。