新たな日本人宇宙飛行士候補の諏訪理さんが3日、JAXA＝宇宙航空研究開発機構に初出社し、もう一人の候補者である米田あゆさんと合流しました。

諏訪理さんと米田あゆさんの2人は、将来の月探査活動を視野に日本の新たな宇宙飛行士候補として、総勢4127人の応募者の中から今年2月に選抜されていました。

諏訪さんは先月まで世界銀行で働いていて、今日がJAXAでの初出社日となりましたが、今後の訓練などに向けて「非常にわくわくしている」と話し、「年齢は46歳ですが、新人なので謙虚に新しいことを一生懸命勉強していきたい」と意気込みを語りました。

一方、今年4月に一足先に入社した米田さんは基礎体力トレーニングに加え、きぼう実験棟のシステムなどについて学ぶ訓練を開始していて「今後は諏訪さんと2人で一緒に 頑張っていきたい」と話しました。

2人は今後、筑波宇宙センターなどでおよそ2年間訓練を積んだのち、正式に飛行士として認定されます。