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オミクロン同乗者全員“濃厚接触”緩和へ

2021年12月27日 19:20
オミクロン同乗者全員“濃厚接触”緩和へ

新型コロナウイルスのオミクロン株の水際対策について、後藤厚生労働相は、飛行機の同乗者全員を濃厚接触者としていた対策を緩和することを発表しました。

海外からの入国者でオミクロン株の感染が確認された場合、これまでは水際対策として同じ飛行機に乗っていた乗客全員を濃厚接触者として認定してきました。

この措置について後藤厚生労働相は、陽性者が座っていた列とその前後2列のあわせて5列の座席に座っていた乗客のみを濃厚接触者して扱う対策に、28日から切り替えると発表しました。オミクロン株が出現する前の水際対策と同じレベルに引き下げることになります。

また、検疫でコロナ陽性と確認された人については、これまでおよそ8割がオミクロン株だったため、今後はゲノム解析などをせず、陽性者全員をオミクロン株と見なして、濃厚接触者を特定するということです。

政府がこれまで同乗者全員を濃厚接触者としていたことから、施設確保などの自治体の負担が課題となっていました。