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海保「福徳岡ノ場」の最新観測結果を公表

2021年12月28日 15:32

海上保安庁は、海底火山の噴火により形成された小笠原諸島の新しい島「福徳岡ノ場」の最新の観測結果を公表しました。周辺には、軽石とみられる浮遊物が確認されたということです。

海上保安庁は、小笠原諸島の新島「福徳岡ノ場」を27日、航空機から観測した結果を公表しました。

海上保安庁によりますと、今月14日の観測時と比較して島は縮小し、観測中の噴火は認められなかったということです。また、島の東およそ5キロメートル付近に長さ400メートル弱の軽石とみられる筋状の浮遊物が確認されたということです。

調査に同行した東京工業大学の野上健治教授は、「8月の噴火で形成された陸地は波浪によって消滅しつつある。一方、熱活動は活発に継続している」として、海域の活動を注視する必要があるとコメントしています。