新型コロナ「オミクロン株」の感染増加を踏まえ、東京都は２８日から羽田空港で、海外から入国した後、自宅待機となる都民を対象に、ＰＣＲ検査キットの無料配布を始めました。

東京都は２８日午後から、羽田空港の国際線の到着ロビーで新型コロナのＰＣＲ検査キットの無料配布を行っています。対象となるのは、指定の国・地域以外からの入国者で、検疫の宿泊施設での待機が必要なく、自宅待機が求められる都内在住の人です。１４日間の自宅待機中、感染の早期発見や不安解消につながるようにするためということです。

一方、東京・新橋では―。

東京都・黒沼副知事「先週、都内で初めてオミクロン株の市中感染が確認されました。冬場はなによりも、換気のさらなる徹底が非常に大切でございます」

年末年始の感染拡大を阻止するため、東京都の黒沼副知事や都の職員ら２０人ほどが、マスク着用や換気などの感染防止対策を呼びかけました。

黒沼副知事は、「帰省や移動は慎重に考えた上で、基本的な感染対策を徹底して行っていただきたい」と注意を促しました。