感染急拡大…専門家に聞く自宅療養の備え
国内で新型コロナウイルスのオミクロン株による感染が急拡大しています。自分や家族の急な感染で慌てないよう、自宅療養のための備えなどを、専門家に聞きました。
厚生労働省の専門家会議にも出席している公衆衛生学の和田耕治教授は、オミクロン株は、症状が出るまでの潜伏期間が3日ぐらいと短く、発症する前と後2日間がウイルス量が多いとして、家庭内でうつさないためにも、症状に早く気づくことが大事だと指摘します。
国際医療福祉大学 医学部公衆衛生学・和田耕治教授「毎日家族の中で症状がないか確認していただいて、熱がある、咳(せき)が出る、のどが痛い」
日頃から簡単な健康チェックを行い、少しでも症状があれば、別室で過ごす、お風呂に最後に入るなど感染が確認される前から家族にうつさないような対策をとるといいといいます。
また、いつ自宅療養などになるかわからないため、事前の備えが大事だと指摘します。
和田教授「外に出られないので、最低3日分の食料、水分、果物のようなもの、そのほか医薬品のようなものですけど、なかなか対面でないと買えないものもある」
このほか、体温計の用意や近くの病院を調べるなどもするとよく、感染や自宅療養に備えることで、「日常を崩さないことが、“第6波”の課題になる」ということです。