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岩手も注意報に切り替え 広く警戒続く

2022年1月16日 12:12

トンガ諸島付近での大規模な噴火に伴い、岩手県に出されていた津波警報は16日午前11時20分に津波注意報に切り替わりました。現在、8つの県でおよそ23万人に避難指示が出ていて、気象庁は注意報が解除されるまでは、警戒を続けるよう呼びかけています。

気象庁 地震火山部管理課・宮岡一樹 地震情報企画官「今回の潮位変化は、地震に伴い発生する通常の津波とは異なります。警報が解除されるまで安全な場所から離れないで下さい。注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近づいたりしないようにして下さい」

気象庁によりますと、15日午後1時ごろ、トンガ諸島付近の海底火山で大規模な噴火がありました。日本列島各地ではこの噴火の後、急激な気圧の変化によるとみられる潮位の上昇があり、気象庁は16日未明、日本列島の太平洋沿岸などに津波警報と注意報を発表しましたが、岩手県に出ていた津波警報は先ほど注意報に切り替わりました。

全国各地では潮位の変化が観測され水路を水が逆流した場所もありました。

この津波の影響で全国8県、55市町村で、およそ23万人に、避難指示が出ています。

千葉県では富津市などに避難所が開設されました。。

避難している人「また津波かなって。いつも津波のことだけが心配なんで。帰った方がいいのか、ここにまだ解除になるまでいた方がいいのかちょっとわからない」

津波警報が出ていない地域でも1m以上の潮位の上昇が起きて浸水の被害が出る恐れもあり、気象庁は、注意報が解除されるまでは警戒を続けるよう呼びかけています。