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感染拡大備え 八王子市「業務継続態勢」は

2022年1月18日 22:06
感染拡大備え 八王子市「業務継続態勢」は

新型コロナウイルスへの感染がさらに拡大しても、必要な行政サービスをいかにして継続するか。東京・八王子市の取り組みを取材しました。

市内に3か所の清掃事業所を抱える八王子市では、いずれかの事業所で感染や濃厚接触が相次いだ場合に備えて、別の事業所の職員がゴミの収集・運搬などの業務を継続する態勢を整えています。

2020年、職員16人が感染するクラスターが発生した際は、応援の職員が慣れないエリアでのゴミ収集作業に苦労し、大幅な遅れも出たといいます。こうした教訓から、今はそれぞれの事業所が互いの応援態勢を強化しています。

八王子市 戸吹清掃事業所・望月大介主査「八王子市内の収集地区の地図、お互い3つの事業所の地図を持ち寄って、何が起こってもすぐに対応できるような態勢づくりはすでに終わらせていて」

さらに市では欠勤者が職員の4割に達した場合には、図書館など一部の業務を縮小・休止することをすでに決めていて、これにより捻出した人員を市民生活の維持に欠かせない業務に回す計画です。

一方、感染者数の増加に伴い、業務が激増している保健所に対しては。

八王子市 新型コロナウイルス感染症対策担当・坂口崇文課長「第6波に備えた対応としまして、事前にこのような、日ごとに職員が保健所に応援に行く名簿を策定しました」

保健師らが専門性を伴う健康観察などの業務に集中できるよう、事務的な連絡や作業に、1日あたり最大16人の行政職員が対応する態勢を整えたとしています。