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専門家会議“軽症者”に効率的療養者支援を

2022年1月20日 22:27

新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議で、専門家が、感染者がさらに急増した場合、基礎疾患などのない若い世代は、検査せず、臨床症状のみで診断することを検討すべきなどと、提言しました。

提言は、「感染が疑われる全ての人が医療機関を利用すれば、地域の医療提供体制のキャパシティーを超えてしまう」と指摘しました。

そして、オミクロン株では基礎疾患や肥満ではない50歳未満の人の多くが感染しても、軽症で、自宅療養で軽快しているとし、「軽症者には効率的に、ハイリスク者にはきめ細かく、療養者支援や医療提供を実施していただきたい」と国や自治体に求めました。

また、感染者がさらに急増した場合、外来や検査のひっ迫に備え、基礎疾患などのない若い世代には、「検査を実施せず、臨床症状のみで診断を行うことを検討する必要がある」などと提案しました。

基礎疾患がない若い軽症者は、すぐに検査に行かず、家にいる状況になる可能性もありますが、反対意見もあり、政府はこの提案に慎重な姿勢です。