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愛子さま初の公務 「新年祝賀の儀」に

2022年1月22日 15:33
愛子さま初の公務 「新年祝賀の儀」に

1月1日、皇居で「新年祝賀の儀」が行われ、成年を迎えた天皇皇后両陛下の長女・愛子さまもローブデコルテに勲章をつけ、公務として初めて臨まれました。このニュースについて日本テレビ客員解説員の井上茂男さんに聞きました。

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■愛子さま 凛として臨まれた儀式

元日の1日、皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」が行われ、両陛下は皇族方とともに三権の長や外国の大使らから新年の挨拶を受けられました。新型コロナウイルスのため儀式は規模を縮小して行われ、女性皇族方はティアラの着用を控えられました。先月、成年を迎えた愛子さまは、成年行事後、初めての公務出席で、ローブデコルテに勲章をつけ、背筋を伸ばして臨まれていました。 

――井上さん、このニュースにどんなことを感じられましたか。 

「新年祝賀の儀」は、憲法に基づく天皇の国事行為で、最初に三権の長らが出席する儀式があり、外国の大使らが出席する儀式と続きます。皇族方は天皇皇后両陛下の両脇に静かに立たれます。 

コロナで縮小形だったとはいえ、外国大使の挨拶は休憩をはさんで20分ほど続き、身体を揺らすことなく、すっと立たれて挨拶を受けられる負担は小さくないと思います。コロナ禍で女性皇族方のティアラはつけられませんでしたが、正装で凛と立ち続けられる愛子さまの姿は、堂々としていて、見ていてうれしくなりました。 

■“皇族減少”の現実…皇位継承の議論は“待ったなし”

――ただ改めて見ますと、出席された皇族方が少ないと感じましたがいかがですか。 

そうですね。こちらは30年近く前、皇后さまが結婚後初めて臨席された新年祝賀の儀の様子ですが、この頃、皇族方が“ずらり”と並んでいた印象とは大きく変わったと思いました。今年は秋篠宮妃の紀子さまが喪中で出席を控えられたこともありますが、愛子さまが加わられても、皇族方の少なさを感じました。 

この成年皇族の列の中に、次に入られるのは悠仁さまです。そして、悠仁さまの結婚を待たなければ、新たに加わる女性皇族はいないんですね。皇室は細るばかりです。国会における、安定的な皇位継承の議論は、“もう待ったなし”だと、改めて、強く、感じました。 

【井上茂男(いのうえ・しげお)】 
日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)。