自民党を離党した堀井学衆議院議員が18日、公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受けた事件で、堀井議員が自ら、秘書に対しLINEで違法な香典の配布などを指示していたとみられることがわかりました。

堀井学議員は2022年頃、選挙区内の複数の有権者の葬儀に、自身の名義の香典を秘書に持参させるなどして違法な寄付をした疑いで、18日、特捜部から公職選挙法違反の容疑で議員会館事務所などの家宅捜索を受けました。

その後の関係者への取材で、堀井議員が自らLINEで香典の金額や配布先などを秘書に指示していたとみられることがわかりました。

堀井議員側は、香典以外にも枕花も違法に寄付していたとみられます。

特捜部は、自民党の派閥のパーティー券を巡る事件の捜査の過程で、今回の疑いを把握したとみられ、違法な寄付の原資に、裏金が使われていないかも含め慎重に調べるものとみられます。