派閥の政治資金をめぐる事件で、二階派の議員がパーティー券収入のノルマ超過分を派閥側に納めず自分の収入にしていたいわゆる「中抜き」の総額が、およそ1億円にのぼるとみられることがわかりました。

二階派「志帥会」では、おととしまでの5年間でパーティー券収入のノルマ超過分1億円あまりを、収支報告書に記載していなかったとみられることがわかっています。

その後の関係者への取材で、二階派の議員がパーティー券収入のノルマ超過分を派閥側に納めず、そのまま自分の収入にしていたいわゆる「中抜き」の総額は、およそ1億円にのぼるとみられることがわかりました。

二階派で、収支報告書に記載がないパーティー券収入の総額はあわせて2億円を超えるとみられ、特捜部は、来週後半にも、派閥側の刑事処分を判断するものとみられます。