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母乳からごく微量の放射性物質検出~厚労省

2011年4月30日 20:07
母乳からごく微量の放射性物質検出~厚労省

 厚労省が、福島県などに住む女性23人の母乳を調べた結果、7人からごく微量の放射性物質が検出された。厚労省は、いずれも乳児の飲料水の基準以下で問題はないと説明している。

 厚労省によると、今月24日から25日に福島、茨城、千葉、埼玉の各県と東京都に住む女性23人から提供された母乳を検査した結果、7人からごく微量の放射性物質が検出されたという。一番高い量が検出されたのは茨城・水戸市の女性で、放射性ヨウ素が一キログラム当たり8.0ベクレルだった。

 母乳について国の基準はないが、いずれも乳児用飲料水の基準の10分の1以下で、厚労省は「現時点で母乳を乳児に与えても問題ない」と説明している。