“3000万円疑惑”秋本真利衆院議員 風力発電の入札評価基準の見直し、資金受け取り後に国会で質問
秋本真利衆議院議員が洋上風力発電をめぐり、風力発電会社側から賄賂を受け取った疑いが持たれている事件で、秋本議員が資金を受け取った後に、入札の評価基準を見直すよう国会で質問していたことが分かりました。
秋本議員は、風力発電事業の「日本風力開発」社長から洋上風力発電をめぐり、賄賂を受け取った収賄の疑いで4日、東京地検特捜部の家宅捜索を受け、5日に会社側も家宅捜索を受けました。
関係者によりますと、秋本議員は2021年10月以降に、社長側から総額3000万円を受け取ったとみられていますが、その後の国会答弁で、入札の評価基準の見直しを求める質問をしていたことが新たに分かりました。
「日本風力開発」は2021年の秋田県沖の2つの海域での事業で、入札できなかったということです。
日本風力開発の社長の弁護士は、資金に賄賂性はないとしていますが、特捜部は国会答弁を依頼する趣旨がなかったか、慎重に調べるものとみられます。