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脱原発弁護団のシンポで福島県の住民が訴え

2011年8月9日 23:02
脱原発弁護団のシンポで福島県の住民が訴え

 全国の原子力発電所の運転差し止めなどを裁判で求める「脱原発弁護団」のシンポジウムが9日、都内で開かれ、福島県の住民らが福島第一原発事故の被害の深刻さを訴えた。

 福島県の住民からは、「一時帰宅したら、チェルノブイリと全く同じ光景が広がっていました」「農業も水産業もありとあらゆるものが元に戻らないだろうと」「何もかもを失ってしまいました。(一時帰宅した)家にツバメやスズメがいなく、もう戻れないのかと感じた」など、放射線に対する不安や帰宅できない苦しみを訴える声が相次いだ。

 福島第一原発事故を受け、全国の弁護士が結成した「脱原発弁護団」は、「甚大な被害を目の当たりにして、原発の存続は容認できない」として、今後、国内全ての原発について、裁判で運転差し止めや廃止を求めていく方針。

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