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コロナ専門家会議「沖縄で感染拡大続く」懸念示す

2023年7月7日 22:01
コロナ専門家会議「沖縄で感染拡大続く」懸念示す

新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の専門家会議は、「沖縄県ではかなり感染拡大が続いている」と懸念を示しました。

厚労省によりますと、今月2日までの1週間に定点医療機関から報告された新規感染者は、1つの医療機関あたり平均7.24人で、前の週のおよそ1.18倍でした。7日の会議では、「全国的に緩やかな増加傾向が続いている」と分析しました。

一方、感染がすでに第8波のピークを越えたとみられる沖縄県では、新規感染者は1つの医療機関あたり48.39人で、前の週のおよそ1.23倍でした。

その要因としては、気温が高く、冷房などで部屋を密閉することや、ワクチンの接種率が低いこと、他の地域より若い人が多いことなどをあげました。

その上で、「必ずしも現在の沖縄と同じような規模での感染が全国に波及するかは、まだ予測が難しい状況。引き続き、注視する必要がある」としています。