コロナで利用者減…タクシー運賃、値上げの見通し
新型コロナウイルスの感染拡大で利用者が減っているタクシーの運賃が値上げされる見通しです。
国土交通省によりますと、東京23区と三鷹市、武蔵野市を営業区域とするタクシー事業者からの運賃値上げの申請が相次ぎ、3日までに申請した車両数が運賃改定を検討する基準の7割を超えたということです。
キャッシュレスや車いすユーザーが利用しやすいユニバーサルデザインなどへの設備投資にコストがかかる一方で、新型コロナの感染拡大で利用者が減少し、赤字となっていることなどを値上げの理由にあげています。
今月23日が申請の締め切りで、その後、国土交通省が値上げ額について審査し、関係閣僚会議の了承を経て、早ければ10月にも値上げが行われる可能性があるということです。
値上げとなれば、都心のタクシー運賃としては消費税増税の対応をのぞくと2007年以来となります。