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16日の地震で“脱線”東北新幹線で3人ケガ 全線運転再開は来月20日前後に

2022年3月21日 15:19
16日の地震で“脱線”東北新幹線で3人ケガ 全線運転再開は来月20日前後に

16日に発生した地震により脱線した東北新幹線について、JR東日本は乗客3人がケガをしていたと明らかにしました。また、来月20日前後に全線運転再開を目指すということです。

JR東日本は脱線した東北新幹線「やまびこ223号」には当時、乗客75人、乗務員5人が乗っていてケガ人はいないとしていましたが、乗客からの申告により3人がケガをしていたことがわかったと発表しました。ケガの程度は、いずれもねんざや打撲で、入院はしていないということです。

また、地震による被害状況の調査は終了し、那須塩原・盛岡間では、電柱の損傷や線路が曲がるなどの被害があわせておよそ1000か所見つかったということです。

脱線した現場では、20日からジャッキなどで車両を持ち上げ、線路に戻して動かす作業が始まっていて、21日も引き続き行われています。すべての車両を現場から動かすには、あと2週間ほどかかるとしています。

東北新幹線は現在、那須塩原・盛岡の区間で運転を見合わせていますが、22日、那須塩原・郡山間と一ノ関・盛岡間での運転を再開し臨時ダイヤで運行するということです。

これにより、運転見合わせの区間は郡山・一ノ関間となり、JR東日本は全線再開について、来月20日前後になるという見通しを示しました。