東北新幹線“脱線”車両の撤去始まる
16日の地震で脱線した東北新幹線について、JRは20日から車両の撤去作業を始めました。
20日午前、宮城県白石市の現場では作業員100人以上が集まり脱線した「やまびこ223号」の先頭車両をジャッキアップして線路に戻す作業が始まりました。
列車は17両のうち16両が脱線していて、JRによりますと全ての車両をレールに乗せるだけで2週間ほどかかる見込みだということです。
東北新幹線は、現在、那須塩原-盛岡間で運転を見合わせていて全線再開についてJRは4月以降になる見通しを示しています。
一方、被災地は20日も住民が後片付けに追われています。角田市の災害ゴミ仮置き場では壊れた家具やテレビなどを運び込む姿が見られました。
また、角田市では21日から災害ボランティアによる活動も始まりますが、新型コロナ対策で受け入れは市内在住者に限定しているということです。