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春の訪れ、早く 気象庁の3か月予報

2012年2月23日 19:08

 気象庁は23日、来月からの3か月予報と、6~8月の夏の天候の予想を発表した。北海道や日本海側に大雪をもたらした寒気は来月以降弱まるため、春の訪れは早くなるとみられる。

 気象庁の予想によると、3~5月の3か月は、低温傾向の沖縄・奄美地方を除き、北日本から西日本では気温が高くなるという。このため先月の長期予報から一転し、春の訪れは早くなる見込み。この理由について気象庁は、偏西風が北上して寒気が南下しにくくなるため、暖かい日が多くなるとしている。

 一方、夏の天候は近年の高温の傾向を踏まえて、西日本と沖縄・奄美で気温が高く、東日本でもやや高くなる見込み。北日本は冷夏の原因となるエルニーニョ現象が発生する可能性があるため、平年並みの気温になるとみられる。