ユネスコ無形文化遺産に和歌山・那智の田楽
文化庁は6日、ユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の無形文化遺産に和歌山県の伝統芸能「那智の田楽」の登録が決まったと発表した。
那智の田楽は和歌山・那智勝浦町の熊野那智大社に室町時代から伝わる民俗芸能で、毎年7月の例大祭では、笛や太鼓、ビンザサラという楽器の演奏に合わせて豊作を祈る踊りや曲芸などが演じられる。
無形文化遺産への登録は、日本時間6日未明、フランス・パリで開かれたユネスコ無形文化遺産保護条約の政府間委員会で、日本の提案により決まったもので、我が国の無形文化遺産としては、能楽、歌舞伎、京都祇園祭の山鉾(やまほこ)行事などに続き21件目となる。