都コロナ分析会議 BA.2置き換わりによる急速な感染再拡大に警戒感
東京都は新型コロナの感染状況を分析する会議を開き、オミクロン株、BA.2への置き換わりによる急速な感染再拡大に警戒感を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「流行の主体が、感染力が高いとされるオミクロン株BA.2に置き換わりつつある。新規陽性者が高い水準のまま急速に感染が再拡大することに厳重な警戒が必要」
都内の感染者の7日間平均は6日時点で、およそ7248人で、前週の98パーセントほどとなり、高い水準のまま横ばいで推移しています。
また、先月22日から1週間のPCR検査で、オミクロン株のBA.2疑いと判定された件数は、速報値で検査した新型コロナの陽性検体の67.8パーセントにのぼり、専門家は、「BA.2へ置き換わりつつあり、今後、急拡大するかどうか、重要な局面」と警戒感を示しています。
そして、感染者のなかで、20代の割合が2割を超えて最も多い一方、ワクチンの3回目接種を終えた20代は、およそ26パーセントで他の世代よりも低いと指摘されました。
これを受け、都は接種を加速させるため10人以上ならば、大学のゼミやサークル単位でも受付可能な団体接種の実施や、大学などへのワクチンバスの派遣を行うとしました。