トンネルのコンクリ製側壁落下 ケガ人なし
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3日、大阪府と和歌山県を結ぶ国道のトンネルで、コンクリート製の側壁が剥がれて落下した。このトンネルでは天井部分の点検が行われていたが、側壁部分は行われていなかった。
側壁が落下したのは、大阪・河内長野市の国道371号にある紀見トンネル。警察によると、3日正午過ぎ、地上5メートルの高さからコンクリート製の側壁(幅約90センチ、長さ約40センチ、厚さ約10センチ)が歩道部分に剥がれ、落ちて砕けていたという。
通行していた車に被害はなく、ケガ人もいなかった。
管理する和歌山県では、中央自動車道で起きた笹子トンネルの事故を受けて、先月、天井部分を点検したが、側壁は行っていなかった。老朽化が原因とみられているが、県では安全が確認されるまで通行規制を続ける。