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文科省「世界最速」スパコン開発を検討へ

2013年5月8日 21:26
文科省「世界最速」スパコン開発を検討へ

 「再び世界最速の国産スーパーコンピューターを開発すべきだ」と文部科学省の有識者会議が提言し、2020年頃までに完成を目指す方向性が打ち出された。

 文科省の有識者会議は8日、国産スーパーコンピューターに関する中間報告案を取りまとめ、かつて世界最速で現在第3位の「京」の約100倍となる計算能力をもつ「エクサ型スパコン」を開発し、2020年頃までに完成すべきと提言した。

 このコンピューターは、1秒間に1兆の100万倍回にあたる「100京回」の計算が可能。欧米や中国も開発を始めていて、完成すれば「京」が行ってきた地震・津波の被害シミュレーションなどが、はるかに精密に、かつ短時間で可能になるということで、文科省は近く具体的な検討に入る方針。

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