高知の天然記念物・幻の鳥「ヤイロチョウ」一般公開 7月に山中で保護
幻の鳥と言われる高知県の天然記念物「ヤイロチョウ」が高知市の動物園で一般公開されています。
高知県高知市の「わんぱーくこうちアニマルランド」で7日から一般公開されている、高知県の天然記念物「ヤイロチョウ」。声は聞こえてもその姿を見ることは難しい幻の鳥と言われていて、珍しいその姿をカメラに収めようと朝から多くの人が集まっていました。
展示されているのは2羽で、7月上旬、高知県内の山中で巣立ったばかりの状態で保護されたものです。両方ともメスで、姉妹とみられています。
ヤイロチョウは1964年から「高知県の鳥」に指定されていますが、国は近い将来、絶滅の恐れが高いとしています。
わんぱーくこうちアニマルランド 山﨑博継 飼育担当係長
「幻の鳥ということで(保護できたのは)運もあったと思う。非常にうれしい気持ちでいっぱい」
わんぱーくこうちでヤイロチョウを展示するのはおよそ4年ぶりということで、羽根の美しい色合いやエサを取り合う姉妹の愛らしい姿を楽しんでほしいと話していました。