松本智津夫元死刑囚の遺骨 二女が引き渡し求め国を提訴
4年前に死刑が執行されたオウム真理教の教祖、麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の遺骨などの引き渡しを求め、元死刑囚の二女が国を提訴したことがわかりました。
2018年に死刑が執行されたオウム真理教の教祖、松本智津夫元死刑囚の遺骨などをめぐっては、去年、最高裁で引き取り先を二女とする判断が確定しています。
二女の弁護士によりますと、この判断に基づき二女は遺骨などの引き渡しを求めてきましたが、国が応じないことから、引き渡しを求め、2日付で提訴したということです。
二女は、「父の遺骨を政治的にも宗教的にも利用されたくありません。娘としてただ静かに悼み弔いたいと願っています」とコメントしています。
松本元死刑囚の遺骨などについては、オウム真理教の後継団体の信者らが崇拝の対象とするおそれがあるとして公安当局も警戒しています。