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孤立続く奥多摩町、ヘリから救援物資を投下

2014年2月18日 17:38
孤立続く奥多摩町、ヘリから救援物資を投下

 大雪の影響で18日も孤立している集落がある東京・奥多摩町。同町の役場近くにある住宅街から杜雲翼記者が中継する。

 奥多摩町は山間部にあるため、大雪の影響が今も出ている。住民たちが自ら除雪を行い、道の真ん中は雪がほとんどなくなっているが、雪を捨てる場所がないため、路肩に大量の雪がたまっている状態。雪に埋まったバイクはハンドルだけ見えている。旅館の関係者によると、当初、雪は私の腰ほどまであり、ドアが押されて内側からは開かなかったそうだ。今も雪は蔵など屋根の上に大量に積もったまま。

 この雪の影響で奥多摩町では午後4時現在、266世帯494人が孤立している。そのため、16日からは災害派遣された自衛隊も現地に入り、地元の土木業者たちと共に夜を徹して除雪作業を続けている。

 また雪の量が多く、トンネルの出入り口が完全に塞がっていたり、3時間で10メートルしか除雪できない場所もあったりするということで、通行止めが続いている道路もまだある。

 大雪から4日、住民からは食料や燃料の不足を心配する声も聞かれたが、18日午後、救援物資を運ぶヘリコプターも町のグラウンドに到着し、孤立した住民に上空から物資を投下したという。