理化学研究所の小保方晴子さんらの研究チームが発表した新しい万能細胞・ＳＴＡＰ細胞の論文に様々な疑問点が指摘されている問題で、小保方さんら理化学研究所内部の研究者が、論文の取り下げに同意する意向を示していることが分かった。

　この問題は、小保方さんらがイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表したＳＴＡＰ細胞の論文に写真の使い回しなどの疑問点が指摘されているもので、理化学研究所が、調査を進めている。

　論文には１４人の著者がいるが、理化学研究所や関係者らによると、小保方さんら理研内部の研究者は論文の取り下げに同意する意向を示し、最終調整をしているという。

　今後、ハーバード大学のバカンティ教授ら、外部の共同研究者にも取り下げを働きかけるとみられる。

　理化学研究所は１４日午後、野依理事長らが会見を開き、調査の中間報告を発表する。