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東電旧経営陣3人 審査会「起訴すべき」

2014年7月31日 12:45
東電旧経営陣3人 審査会「起訴すべき」

 福島第一原発の事故をめぐり業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発され、東京地検が不起訴にしていた東京電力の勝俣元会長ら旧経営陣3人について、検察審査会は「起訴すべき」と議決した。

 福島第一原発の事故をめぐっては、菅直人元首相や東京電力の旧経営陣など計約40人が業務上過失致死傷などの疑いで刑事告訴・告発されていたが、東京地検は去年9月に全員を不起訴とした。福島県の住民らでつくる「福島原発告訴団」は不起訴を不服として、勝俣恒久元会長ら東電の旧経営陣6人について、検察審査会に申し立てを行っていた。検察審査会は勝俣元会長、武藤栄元副社長、武黒一郎元副社長の3人について「起訴すべき」、小森明生元常務を「不起訴不当」と議決した。

 この議決を受けて、検察当局は再捜査を行い、起訴するかどうか判断することになる。