台風１１号は１１日、北海道の西で温帯低気圧に変わったが、引き続き強い風や大雨に対して警戒が必要。

　西日本や東日本に暴風や大雨をもたらした台風１１号は１１日、北海道の西で温帯低気圧に変わった。

　北海道では１０日午後から雨や風が強まり、宗谷地方の利尻空港で４９．５ミリ、渡島地方の知内で４３．０ミリと激しい雨が降った。１２日朝までに予想される雨の量は多いところで、北海道で１５０ミリ、東北で１００ミリとなっている。土砂災害や川の氾濫などに厳重な警戒が必要。

　また、北海道と東北の広い範囲で強い風が吹いている。予想される最大瞬間風速は、北海道と東北で３５メートルとなっている。暴風や高い波、高潮にも警戒が必要。