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阪神百貨店 ギフトカタログの牛肉産地偽装

2014年8月29日 21:19
阪神百貨店 ギフトカタログの牛肉産地偽装

 大阪の阪神百貨店のギフトカタログに掲載されていた岐阜県産の飛騨牛などについて、実際には北海道産など別の産地の牛肉が届けられていたことがわかった。

 阪神百貨店によると、2007年の中元から2013年の歳暮にかけて、ギフトカタログに掲載されていた焼き肉やすき焼き用などの岐阜県産の飛騨牛と三重県産の牛肉について、実際には、北海道や鹿児島県産など35の産地に及ぶ別の国産牛肉が届けられていた。

 今年6月、商品の仕入れ先である「萬野畜産」から、阪神百貨店に連絡があり問題が発覚。萬野畜産の担当責任者が、必要な量の飛騨牛と三重県産の牛肉が確保できないことから、独断で同じ品質の別の国産牛肉を混入させていたという。

 表示とは異なる産地で届けられた商品数は約6200点、計18トンで、総額6900万円に上る。阪神百貨店では、購入が確認された消費者に対して、代金を返還する方針。