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鷹山ゆかりの地…ケネディ大使が米沢市訪問

2014年9月27日 19:45
鷹山ゆかりの地…ケネディ大使が米沢市訪問

 「父は上杉鷹山公を称賛していた」と発言していたアメリカのキャロライン・ケネディ駐日大使が27日、鷹山ゆかりの地・山形県米沢市を訪れた。

 ケネディ大使が訪れたのは、米沢市で開かれている「なせばなる秋まつり」の会場。ケネディ大使は、夫や友人らと共に27日正午過ぎに会場へ到着し、吉村美栄子山形県知事らの出迎えを受けた。山形県や米沢市では、ケネディ大使あてに招請状を送るなど、来県に向け期待が高まっていた。

 今回はプライベートな旅行での来県。祭り会場に姿を現したケネディ大使は、父親のケネディ元大統領が鷹山公を称賛していたことに触れながらスピーチを披露した。

 ケネディ大使「父は『一人でも世の中を変えることができる』とよく話をしていた。しかし鷹山公ほど端的に言い表した人はいない。『なせばなる』。」

 祭りでは、米沢ゆかりの偉人たちが繰り広げる時代行列を観賞。写真を撮ったり観客に手を振ったりするなど、祭りを楽しんだ様子だった。

 吉村知事「上杉鷹山公の教え、精神文化が米沢市、県にとって大切なものだと再認識して、次世代へつないでいかなくてはならない」

 ようやく実現した大使の来県に、会場では日米両国の国旗が振られ、歓迎ムード一色に包まれていた。