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山頂付近で心肺停止の1人発見 御嶽山

2014年10月7日 10:33
山頂付近で心肺停止の1人発見 御嶽山

 51人が死亡、12人が行方不明になっている御嶽山の噴火は、11日目を迎え、3日ぶりに本格的な捜索が再開した。7日午前、山頂付近で心肺停止の1人が発見されたという。NNN取材団の藤原里瑛記者が中継する。

 御嶽山から南東に約5キロの長野・王滝村登山口は、7日はすっきりと晴れている。捜索活動は7日午前7時前から始まり、救助隊には1人が心肺停止で発見されたという情報が入った。まだ埋まっている状態で、現在、救出活動が続いているとみられる。

 捜索は約1000人態勢だが、山頂付近の活動はこれまでで最大の440人で行われている。御嶽山の山荘は6日までの雨で火山灰が洗い流されて、白い壁が見えていた。7日から範囲を広げた捜索方法に変わった。山頂では隊員が一列になって前進するためのロープが張られていた。しかし火山灰はぬかるんでいて、隊員は足を取られてなかなか前に進めないようだ。

 御嶽山では12人が行方不明になっていて、3日ぶりの本格的な捜索に期待がかかっている。7日は穏やかな天気に恵まれ、山頂での活動は7日午後3時まで続けられる予定。