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子供返してと言って…訪朝決定に家族ら訴え

2014年10月20日 19:38
子供返してと言って…訪朝決定に家族ら訴え

 拉致被害者らに関する北朝鮮の調査状況について確認するため、平壌に担当者を派遣すると政府から説明されたことを受け、拉致被害者の家族は20日、「拉致被害者を返してと強く訴えて来てほしい」と政府に求めた。

 山谷拉致問題担当相は20日、家族に対し「いろいろな懸念があるが、協議の連続性を保ちたい」として、政府は北朝鮮に担当者を派遣することを説明したという。

 横田早紀江さん(78)「許すことができないと、はっきりと交渉の段階で厳しい態度で言っていただきたい。子供たちを返しなさいと言ってくださること、それしか私たちは思っていない」

 飯塚繁雄代表(76)「(訪朝は)拙速だとずっと話をしてきました。日本の立場を考えれば、被害国としてもっと強い態度を示すのが本筋」

 また、増元照明事務局長は「納得はなかなかできないが、北朝鮮に拉致被害者を返すかどうかの決断を強く訴えてほしい」と述べた。