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伊方原発で大規模訓練 1万4000人参加

2014年10月21日 13:20
伊方原発で大規模訓練 1万4000人参加

 原子力規制委員会による安全審査が進む愛媛県の伊方原発で、深刻な事故が起きたことを想定した大規模な訓練が行われている。

 訓練は、地震により伊方原発3号機の全電源が喪失し、原子炉格納容器から放射性物質が漏れ出すという想定で行われている。愛媛県庁は災害対策本部を設置し、テレビ会議で原子力規制委員会などと協議をしながら関係自治体に段階的な住民避難の指示を出していた。

 今回の訓練には、伊方原発から30キロ圏内の住民や関係機関から合わせて約1万4000人が参加している。住民らは県の広域避難計画に基づき、ヘリコプターやバスなどを使ってあらかじめ指定されている30キロ圏外の避難所に避難することにしている。