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伊方原発 愛媛県知事、四国電に説明求める

2015年7月16日 1:25
伊方原発 愛媛県知事、四国電に説明求める

 愛媛県にある四国電力・伊方原発3号機が15日、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に正式に合格した。原発の新たな基準のもとでの審査合格は、3例目。

 原子力規制委員会は、伊方原発3号機の安全対策などについて、「新基準に適合している」とする審査書を全会一致で決定し、四国電力に審査の合格証を手渡した。これで、新たな基準に基づく審査の合格は、鹿児島県の川内原発1、2号機、福井県の高浜原発3、4号機に続いて3例目となる。

 しかし伊方原発は、細長い半島の付け根に位置していることなどから、一部の住民からは避難に対する不安の声も出ている。

 地元住民「海で囲まれた土地なので避難のしようがない」

 今後、再稼働には「地元の同意」が必要となるが、愛媛県の中村知事は15日、四国電力の社長と面会し、住民への丁寧な説明を求めた。四国電力は、年内にも再稼働を目指したいとしていて、予定通り進めば、全国で2番目の再稼働となる見通し。