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御嶽山噴火から1か月 王滝村で「慰霊祭」

2014年10月27日 11:46
御嶽山噴火から1か月 王滝村で「慰霊祭」

 死者57人、行方不明者6人を出し戦後最悪の火山災害となった御嶽山噴火から1か月となった27日。麓の長野県王滝村では住民が呼び掛けた慰霊祭が始まった。慰霊祭の会場からテレビ信州の塚本夏希記者が中継する。

 御嶽山山頂から南東に8キロ離れた王滝村の慰霊祭会場からは御嶽山が見えるが、27日は雲がかかっていて噴煙を確認することはできない。住民が呼び掛けた慰霊祭は27日午前10時50分から始まり、住民ら約50人が参加している。

 1か月前の先月27日に発生した御嶽山の噴火では、死者57人、行方不明者6人が出ている。捜索活動は今月16日まで続き、自衛隊・警察・そして消防の延べ1万5000人が投入された。しかし、雪が降り二次災害の危険が高まったため、年内の捜索は中止となっている。

 27日は御嶽山噴火で犠牲となった方たちの遺体安置所が置かれた長野県木曽町でも慰霊祭が行われる。1か月前に噴火した時刻の午前11時52分に合わせて各地で鎮魂の祈りがささげられる。